江戸・東京探訪:王子神社
先日、日本橋のべったら市の後で、王子神社にも行って来たので、今日は王子神社について書いてみようと思う。
王子神社は東京十社の中の一社。先月から既に九社廻っているから、最後の一社と言う事になる。
JR京浜東北線北口を出るとすぐに、音無親水公園が見えてくる。
音無親水公園は、小平市の東部を源にして隅田川に注ぐ石神井川(北区付近では音無川と呼ばれていた)の旧流路に整備された公園である。
河川の改修工事により石神井川の流れは変わってしまったが、古くから、春の桜・夏の青楓と滝あび・秋の紅葉など四季の行楽の名所、景勝の地であった音無川流域を、公園として整備し親水公園としたのが、現在見られる音無親水公園である。
この公園、親水公園と言うだけあって、綺麗な水が流れている。川の両岸には桜の木が沢山植えられていて、春は花見、夏は水浴びの子供達でにぎあうようだ。本来の音無川は流れが変えられ、別の場所を流れているとするならば、ここの水はどこから来ているのだろうかと思ったのだが、ろ過装置を通した循環水を使って川の流れを作り出しているらしい。
一見豊かな自然を生かしているように見えるが、正に大都市でなければ存在しない公園なのだろう。
因みに、音無親水公園は“日本の都市公園100選”に選ばれているようだ。
音無親水公園沿いに暫く歩くと、王子神社の境内に続く階段があり、階段を登った所に大きな銀杏の木が有る。この大イチョウは大正13年の実測によると幹囲は6.36m、高さは19.69m。都の天然記念物に指定されている。
王子神社のみならず、東京の神社や寺には銀杏の木が良く植えられている。あちこちの神社で銀杏の巨木を見たのだが、これには訳が有るらしい。
「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるほど、江戸時代には明暦大火をはじめとした多くの大火があり、神社仏閣もどうすれば類焼を防げるか頭を悩ませた事だろう。
暑さや日照りに強い銀杏の木は、保水力があり、 神社や寺の周辺が火事になった時には、銀杏の木が水を吹いて燃え広がるのを防いだという話があるそうだ。つまり類焼を防ぐ為の防火樹として、江戸市中の神社仏閣には銀杏の木が良く植えられたらしい。
この神社の御祭神は
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
国土の基礎を築き、多くの神々を生んだ、イザナミの夫。
伊邪那美命(いざなみのみこと)
国土の基礎を築き、イザナギと共に多くの神々を生んだ。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
伊邪那岐(イザナギ)が黄泉国の穢れを禊により祓った際、左の目を洗った時に燦然と輝いた光と共に生まれた。高天原を治め、皇室の皇祖神として仰がれている美しい女神。
速玉之男命(はやたまのおのみこと)
事解之男命(ことさかのおのみこと)
イザナギトイザナミが現世と黄泉の国との境で永遠の別れをした際にイザナギの吐いた唾から生まれたのが「速玉男命(はやたまのおのみこと)」、掃き払ったところから生まれたのが「事解男命(ことさかのおのみこと)」と言われている。
何れも神話に登場する神様を祭ってある神社だ。
境内の右手には髪の祖神「関神社」が祭られており、毛塚が建てられていた。「かもじ・かつら・床山・舞踊・演劇・芸能・美容師」など、髪の毛やかつらに関連する職業の人達の信仰を集めているようだ。
王子神社は熊野信仰の拠点になった神社のようで、王子の地名も、この地に紀州熊野三所若一王子が勧請された事に由来するようだ。
8月の例祭には北区無形文化財の王子神社田楽舞が奉納され、12月6日には熊手市も開かれる。
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Comments
はじめまして、グーグルで、東京十社巡りをキーワードにやってきました、SHIP7(40歳代 男)です。
実は最近、都内の狛犬巡りにハマっていまして
十社のうち、赤坂氷川神社と富岡八幡は参拝済みです。(昔入っていたという、大國魂神社も行きました)
40歳代になると、残念ながら、体力が落ちてきますが
それでも、短い期間で十社巡りを完了させていらっしゃるのですね、スゴイ。
私の場合、何ヶ月掛かるか分からないけど、ぼちぼち巡っていこうと思っています。
Posted by: SHIP7 | May 06, 2007 at 05:00 PM