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March 05, 2007

アルツハイマー病の予防

 ネットでニュースを読んでいたら、毎日新聞配信の「<アルツハイマー病>発症原因の一つ解明 佐賀女子短大教授」というタイトルのニュースを見付けた。

 この記事によれば、アルツハイマー病の発症のメカニズムの一つにホモシステイン酸が関わっている事が実験で証明されたようなのだが、この記事の終わりの方にはまた、「長谷川教授によると、喪失体験やPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの強いストレスがアルツハイマー病の危険因子とされており、ホモシステイン酸はそのようなストレスが持続的に続いた際に増える。」とも書いてある。

 それなら、ホモシステイン酸は鬱病の人に多いんじゃないかと一寸心配になったりした。

 欝病のほかにアルツハイマーまで患っては大変と、早速調べてみたのだが・・・。

 アルツハイマー病に関しては、ホモシステイン酸がベータアミロイド42を細胞内に蓄積させ、それが細胞死を引き起こす作用があること事自体は、2005年5月に長谷川亨・佐賀女子短大教授(公衆衛生学)と米国立老化研究所のマーク・マットソン教授らにより米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス・リサーチ」に発表されていたようだから、今回の記事はその発表を動物実験で裏付けたという事なのだろう。

 アルツハイマー病関連のその他の記事に関しては、アルツハイマー病というタイトルのページに詳しい記述が有った。

 このページをざっと読んでみたが、アルツハイマー病に関係の有りそうないくつかの物質が浮かび上がってきたので、他の資料も参考にして、素人の独断と偏見でまとめてみた。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ドコサヘキサエン酸(DHA)

脳内の神経細胞の再生を促進する働きがあり、認知症やアルツハイマー病などの治療に応用が期待される。

魚をあまり食べないとアルツハイマー病になる危険率が高い。週に1回以上魚を食べる人は、アルツハイマー病にかかる危険性が約60%も少ない。

β(ベータ)アミロイド

アルツハイマー病は大脳皮質にβアミロイドが蓄積し、神経細胞の維持に必要なたんぱく質の働きを妨げるのが直接原因と見られている。βアミロイドは正常な脳では酵素によって分解されるが、分解できなくなると、蓄積して「老人斑」という線維状物質を形成し神経細胞が死滅し、記憶や認知障害などの症状が出ると考えられている。

球状の集合体となったベータアミロイドは強い毒性を持ち、脳の神経細胞で信号を伝える場所(シナプス)を壊す。

ミトコンドリアは酸素を使って細胞が働くエネルギーをつくるが、ベータアミロイドとABADという酵素が二つがくっつくと、ミトコンドリアの呼吸活動を邪魔する働きをする。

βアミロイドがグリア細胞に作用し、グリア細胞が、神経細胞が情報の伝達に使う物質(グルタミン酸)を過剰に“横取り”する。 このため情報伝達で働くグルタミン酸が不足となり、神経細胞が別の細胞に情報を伝える効率が減少。これが記憶障害などに結びつくと考えられる。働きの落ちた神経細胞は死滅し、症状をさらに悪化させる。

アミロイドベータのDNAに改良を加え、DNAワクチンにしたものを直接注射する方法や筋肉に注射する方法、「ベータアミロイド」の遺伝子をピーマンに組み込みその葉を食べさせる方法、などにでβアミロイドに対する抗体を作り、脳内のβアミロイドの濃度を減らす試みが研究されている。

βアミロイドは、前段階のたんぱく質が2種類の酵素で切断されて生成する。このうち「γ(ガンマ)セクレターゼ」という酵素は動物の発生・分化に欠かせないが、「βセクレターゼ」は作れなくてもマウスに異常が見られないため、その作用を阻害する化合物が設計されている。

死んだ細胞などを片付ける脳の免疫細胞「ミクログリア」の働きが活発化するとミクログリアによってβアミロイドの沈着が取り除かる可能性がある。

酵素「ネプリライシン」はベータアミロイドを分解する働きがある

プラズマローゲン

「プラズマローゲン」は牛の脳や、ホヤやカキ、ウニなどに含まれる脂質で、神経細胞死を防ぐ効果があり、アルツハイマー病を防ぐ効果を持つ可能性が高い。

抗酸化物質

ポリフェノール(光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きをもつ)や、葉酸(ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、水溶性ビタミンに分類される)などの抗酸化物質がアルツハイマー病の予防に効いていると考えられている。

βアミロイドを含む溶液にウコンに多く含まれるポリフェノール、「クルクミン」を加えると線維化が大幅に抑えられ、すでに線維化したAβにクルクミンを加えると線維が分解する事が確認されている。ローズマリーでも同様の効果が得られた。

赤ワインに多く含まれる「ミレセチン」などのポリフェノールが脳の線維化を抑える。一度線維化したβアミロイドもミレセチンを加えると元のβアミロイドに分解さる。また、線維化したβアミロイドは細胞への毒性があるが、ミレセチンを加えるとその毒性も減る。

ビタミンEやビタミンCは抗酸化ビタミンとして知られているが、アルツハイマー病の「罹患率」は、高用量のビタミンEとCの両方を服用している人で8割低い計算になることが判明。同様に「発症率」は6割低い計算になった。一方、ビタミンEとCのどちらか一方のみを服用している人やマルチビタミンの服用者、総合ビタミンB剤の服用者では、アルツハイマー病の罹患率や発症率は非服用者と変わらなかった。

ホモシステイン

アミノ酸(ホモシステイン)の酸化代謝物であるホモシステイン酸がベータアミロイド42を細胞内に蓄積させ、それが細胞死を引き起こし、アルツハイマーの原因となる。

ホモシステインを無毒化する代謝には、葉酸、ビタミンB6 ビタミンB12が関与している。

葉酸、ビタミンB12が不足するとホモシステインからメチオニンへの代謝が低下して血中ホモシステイン値が上昇する。

アルコール常飲者では、ビタミンB6が欠乏し易い

グルタミン酸

痴呆症状を引き起こすアルツハイマー病は、脳内神経伝達物質のグルタミン酸の過剰が原因のひとつと考えられる。

ヒドロキシノネナール

アルコールが分解された際に生じるアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解する酵素、「アルデヒド脱水素酵素」は細胞内でエネルギーを作り出す過程でできてしまう有害物質「ヒドロキシノネナール」をも分解することを発見。この有害物質はアルツハイマー病との関連が指摘されており、アルコールを分解する過程で働く遺伝子に変異のある人(お酒が弱い人)では分解が進まないため発症の危険が高まるとみている。

分子シャペロン

様々なたんぱく質が正常な形になるように導くタンパク質。アルツハイマー病患者ではタウというたんぱく質が脳に異常な形で蓄積する。分子シャペロンが比較的多い神経細胞では、タウの蓄積が抑えらる。

非ステロイド性消炎薬

非ステロイド性消炎薬(NSAID) の服用者では、非服用者よりもアルツハイマー病の発症率が低いことが確認された。アスピリンを含むNSAIDの服用者ではアルツハイマー病発症率が低くなるが、効果が現れるにはタイムラグがあり、NSAIDにアルツハイマー病の発症予防効果を期待するためには、発症より少なくとも2年前から飲み続けなければならない可能性がある。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 これらの事から、自宅で簡単に出来る事で、アルツハイマー予防に効果が有りそうな事を考えてみた。

①週一回以上魚を食べる。
②ホヤやカキ、ウニなど、「プラズマローゲン」を含む食品を摂る。
③野菜や果物、ウコン(カレーの香辛料の一つ)や赤ワイン、香辛料として知られるローズマリー、など、「ポリフェノール」や「葉酸」、「ビタミンB6」「ビタミンB12」を含む食品を摂る。
④ビタミンEとCの両方を高容量服用する

 ④に関しては、過剰に服用した際の副作用も有りそうだから、サプリなどを摂取しようと思っている人は、よく調べてからにしたほうが良さそうだ。
また、体質的にお酒に弱い人は、特に食生活に注意する必要が有りそうだ。

 ローズマリーに関して
ローズマリーはポリフェノールの含量が非常に高く、優れた活性酸素消去活性・抗酸化力を発揮する植物として知られている。生葉もしくは乾燥葉を香辛料として用いられる。またローズマリーには炎症抑制効果があり、欧州では関節炎の医薬としても使用される。

 ローズマリーは、多様なポリフェノールを含む。
ロズマリン酸には、花粉症の症状を和らげる作用があることが知られている。
カルノシン酸は、記憶力を改善する作用があるとされ、ローズマリーの主成分である。神経細胞の維持に重要な役割を果たす神経成長因子の生成を高める効果があることも報告されている。
カルノソールには、生体防御機構を活性化させる作用があり、解毒効果を高める。

 葉酸が豊富に含まれる食品
ほうれん草、ブロッコリーなどの新鮮な野菜、レバー、落花生など。

 ビタミンB6を沢山含む食品
魚(ヒラメ、イワシ、サケなど)、肉類、クルミ、鶏卵、レバーなど

 ビタミンB12を沢山含む食品
肉類、レバー、鶏卵、魚、貝など

 週に一度は魚料理を食べ、ほうれん草、ブロッコリーなどの新鮮な野菜、落花生など、葉酸が沢山含まれる野菜や、果物を沢山食べて、時々、ホワイトカレーではなくウコンが入った黄色いカレーを食べ、葉酸が豊富そうな緑茶を飲み、時にはウニやカキ、レバーを食べ、ローズマリーのエッセンシャルオイルの入ったお風呂に漬かると良さそうですな。(笑)
ワインが苦手でない人はお酒は赤ワインを飲むようにするといいかもしれない。

 

 おっと忘れてた、「欝病」との関連は?今日はもう元気が出ないので、次回その気が出たらと言う事にしておきます・・。

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