DVDのリモコンが調子が悪くなったのでリモコンだけ新しいのに買い換えたら、予約録画の登録をしていたのが予約されなくなってしまった。機械本体の故障かとも思ったが、リモコンのせいかも知れぬと思い直して、予約を一旦全て削除して設定し直ししたら無事録画されるようになった。
ついでだからと衛星放送系の映画系番組をいくつか毎週予約したのだが、先日予約されていた物の一つにブラピの元奥さんジェニファー・アニスンとケビン・コスナーが主演している「迷い婚」と言うタイトルのラブコメディーが有った。
消化鑑賞?って感じで家事をしながら見るとは無しに見ていたが、ジェニファー・アニスンが演じる一寸前の「今時」の女性がどうも見ていられなくなってDVDを消してしまった。
冒頭彼女は飛行機のトイレの中で婚約者とナニしようとするし(ここで見ていられずに家事に没頭したのだが)中盤でも、(祖母ともそして母とも昔関係を持った)ケビン・コスナーが演じる渋い叔父様と簡単に関係を持ってしまう。
馬鹿らしくなって切れ切れに見て、結局途中で止めてしまった。
結婚前の迷える30女の気分の動揺に共感を感じるには、私自身が年を取り過ぎたのかもしれないが、同時にこの映画が封切られた2005年とは、世の中の気分が変化している事も原因の一つだろう。
経済危機や大統領選のニュース等で忙しいアメリカの状況を考えると、こういった種類のラブコメディーはどうもしっくりこないのだ。
共感とか同情とか嫉妬とかを感じるにはどうも時代がぴったり来ないと言うべきか。
以前、結構長い間鬱気分が酷く続いた事が有ったが、その時の私の愛読書は「週間日本の歴史」で、その中でも平均寿命が30才代だったと考えられる縄文時代の巻を繰り返し寝る前に読むのが日課となっていた。
今「篤姫」だの「三国志」だのが流行りなのは、現代人の現実逃避願望や、「それでも今の世の中は昔に比べると幸せなのかもしれないと」思い、登場人物に共感や同情を感じる事が出来るからかもしれない。
この手の歴史物を見ていると「政略結婚をさせられたわけでもないし、戦争ばかりしていていつとも知れない命でもないし、昔に比べたら我々はまだ恵まれているのかもしれない」と感じる事ができるだろうし、それに、「いかに才能ある魅力的な人でも、100%絵に描いたような幸福は得られないし、いつの世も与えられた環境の中で強く生き抜くしかないのだ」と過去の人の生き方に学ぶ事も出来るのだ。
以前何かで読んだのだが、人間が幸福を感じる尺度の一つに、「身近な他人より私は恵まれていると感じる事」が有るというようなことが書いてあった。つまり同時代の友人より少し金持ちで、少し良い家に住んでいて、少し夫が良い仕事をしていたら「幸福」と感じられると言う事だろう。
同時代の友人より貧乏で家庭も幸せでないと感じているならばそれならどうしたらいいかと言うと、「過去の歴史上の人と比べる」と言うのもアリかもしれない。
「私はあんなに才能が有り頭が良い篤姫よりはそれでも幸せな人生を生きているのかもしれない。若くして夫と死に別れたわけじゃないし、子供も居るし、激動の時代に生きたわけではないし・・・」と考えるのだ。
まあ、比べるだけじゃ幸福感は得られないし、誰か自分のことを本当に大切に思ってくれる人が居ると意識できないとダメだと思うけど・・・。両親ぐらいかな?
まあでも誰か居るだけ幸せか・・・。