亀戸天神の藤祭り
今日は仕事が無い日だったので、ほっぺたの肝班(?)を取ってもらおうと思い、朝から亀戸の皮膚科クリニックにシミ取りの相談をしに行った。
実は頬のシミ、10年ぐらい前にもレーザー治療をしてもらった事が有ったのだが、また同じところのシミが目立つようになってきていたのだ。
亀戸駅からすぐのビルの2階まで階段を上って、目指す皮膚科の待合室に入ると、朝から結構な混雑。受付に「しみ取りのご相談は院長先生の診察日に・・・」というような張り紙がしてあるので、聞いてみると、院長先生が診察している日でないとしみ取りの人の診察は出来ないとの事。残念ながら今日は院長先生の診察日ではなかったようだ。
仕方が無いので、出直して、仕事の帰りにでもまた寄ってみる事にした。
せっかく電車賃を払って来たので、このまま帰るのは何とも勿体無い。・・・で、折角だから近くに有る亀戸天神に寄ってみる事にした。
商店街は「藤祭り」の真っ盛り。途中商店街で「亀井戸」のロゴが入ったTシャツを購入した。・・・ところで今気付いたけど、"We're A KAMEIDO Fan!"って、文法おかしくないかい?
そのお店で聞いたところ、今年は暖かい日が続いて亀戸天神の藤の花が早くなりそうなのだが、ゴールデンウイークに合わせて花を付ける様に根元に氷を撒くなどしたようだ。
お店の人によると夜はライトアップされて綺麗だし、見物人も少ないのでお勧めだとの事。
なるほど、「夜桜」ならぬ「夜藤」もいいかもしれないと思いつつ、天神様へと急いだ。
暫く行くと大通りの角に昔から変わらぬたたずまいといった感じの豆屋さんが有った。
この豆屋、床に落ちた豆を食べる為だろうか、帰りには店内にまで鳩が数羽入り込んでいた。「鳩に豆鉄砲」と言うから豆は鳩の好物なのだろう。
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平日のそれも午前中とあって、亀戸天神はそこそこの人出。これ位だったら許せるかな?(笑)
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広重の「亀戸天神境内」と、同じアングルで写真が撮れるところが無いかどうか探したが・・・、う~~~んなかなかこれが難しい。
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天神様といえば「梅」という感じだが、亀戸天神は藤の花のほうが有名だ。
神社のお守りも、「ふじみ守り」って、スタントマンの人なんかが欲しがりそうなお守りや、
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神社の境内には色々な屋台が出ていて、漫才師みたいな楽しい焼き鳥屋さんで「はいよ!良子ちゃん」とか「出来たよ、ひとみちゃん」とか呼ばれつつ(因みに私は良子でもひとみでもないのだが・・。:笑)昼ごはん代わりに缶ビール一本と焼き鳥3本(もも塩焼き・つくね・レバー)ときゅうりの即席漬け一本を頂きほろ酔いに。
焼き鳥屋のお客さんと通りがかりのお兄さん、二人ともキャプテン・サンタのトレーナーを着ていたのだが、漫才師みたいな話し上手な焼き鳥屋のおじさんに乗せられて、しばしトレーナーの話を。記念に写真を撮らせてもらった。(笑)
焼き鳥屋で夫が好きそうな地鶏と砂肝と葱間を包んでもらって(&おじさんに皮をおまけしてもらって)他の出店で、川えびのゆでたのやら、山くらげやら、干しイチジクやら、カワハギと蛸の干物を伸したのやら、色々買って神社を後にした。
そうそう、境内の日本料理屋の「卵焼き」を買って帰るのを忘れたなぁ。おいしそうなにおいがしてたっけ。
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神社を出ると、周りの商店街に「天神まんじゅう」とか「天神煎餅」とか書いてあるお店がある。饅頭や煎餅だけだと思ったら、「天神春巻き?」「天神クリニック??」おっと、こっちは天神通りクリニックでした。(笑)
創業80周年記念で昔のポスターの展示などをしているイナギ屋をチラッと見てから駅に。:
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駅前のバス停の看板を見ると、上野だの入谷鬼子母神だの、浅草だの、江戸時代から開けていそうな場所の名前が沢山書いてあって、何だか感心してしまった。
そうそう、駅の近くにも、そして亀戸天神の鳥居のすぐ側にも鼈甲細工のお店が有った。鼈甲細工に使う亀「タイマイ」はいくら亀戸だっていないと思うけど・・・。
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亀戸天神商店街は、天神様の門前町として栄えた商店街です。
「亀戸」の名の由来は、昔、この地が「亀ノ島」と呼ばれる海上の島だったことから来ています。早くから住民がいたようで、石器時代、古墳時代の遺跡があるといわれています。やがてこの島に「亀村」という村ができ、村にあった「亀ヶ井」という湧水が有名になりました。その後、この「亀村」と「亀ヶ井」が混ざって、「亀井戸村」になったようです。江戸時代、「井」がなくなって「亀戸村」になりました。
鼈甲細工の店が沢山集まっていたから「亀戸」になったのでは無さそうなのだが、「亀戸」のお土産に同じ亀の「鼈甲」を買う人が多いのかなぁ。
今日の写真は携帯のカメラで撮影した物だが、ブログにアップする位なら何とか使えそうだ。